ヒップアップの運動は特別な種目を選ばなくても、いつも行っているエクササイズを改良することでできたりするのだ。

例えばスクワット。
スクワットは「脚の運動」=大腿四頭筋のトレーニングと思われがちだが、よーく動きを見てみると、大腿四頭筋(モモ前)とお尻、内モモ、そのほか体を支える腰やお腹なども使うんだ。

実際にやってみると、内モモとお尻に筋肉痛が出ることでもよくわかる。

このスクワットを深〜くお尻を下げてみると、大殿筋がストレッチされ、使われているのがよく分かる。
ディープスクワットをやってみよう。

ディープスクワット
1.バーを肩に乗せて胸を張る。もちろんお腹と腰の緊張はキープして姿勢を保つ。足は肩幅程度か少し広く。

2.顔は正面を見たまま、かかとに体重をかけながら、お尻を後ろに引くように下へしゃがんでいく。

3.通常下げる位置は最大で太もも裏が床と水平までと言われるが、もっと下げてみる。太ももが水平よりも下がるところまで。上半身は起こしたままで、前かがみにならない。かかとも浮かない。

4.お尻のストレッチ感を感じたら、頭を上から引っ張られるように立ち上がる。

繰り返す。

人によって下げる角度は変わってくる。お尻を落として、腰が丸くならないところまで、だ。
立っている状態のとき基本的に腰は少し反らせておく。この反りを保って運動を続ける。腰が丸まったら落としすぎ。

またこの運動は女性はレールの上をバーが走るスミスマシンを使ったほうが誰でも簡単にできる。しかもお尻はフリーのバーより深く落とせる。

そして軽すぎない重量がいい。女性ならトータルで15kg以上は扱って欲しい。
お尻の筋肉はドンドン使おう!使ってないから形が崩れるんだ。鍛えるほどにちっちゃくなる!